(1日目)中国の北京国際飯店で前泊

 

 〈北京経由、北朝鮮への6泊7日の旅行〉

北朝鮮への渡航に関しては、これまでに「先軍朝鮮革命旅行」など、数多くの先人のブログを拝見してきた。共同通信社による現地発信のニュースはすべてチェックし、「アジアプレス・ネットワーク」の有料会員となり、北朝鮮内部の告発者による報道も閲覧し、北朝鮮内部への興味を膨らませてきた。昨年のアントニオ猪木氏主催の平壌でのプロレス興行の際、ニコニコ動画の取材班によって撮影された生の平壌市内の風景は、私を大いに興奮させ、訪朝を決意するきっかけになった。

幸い、エボラ出血熱による外国人観光客の受け入れ制限措置が解除され、GW休みでの初訪朝が実現した。

旅行の申し込みに当たっては、日本国内からの一般人の訪朝では、307インターナショナルと中外旅行社の2社がメジャーだ。中外旅行社は、朝鮮総連系の旅行代理店。307インターナショナルは、世界の秘境地域を専門に扱う旅行代理店。

今回は、日ごろブログを見ていて親しみがあったので、307インターナショナルを選択。北京1泊、国際列車1泊、北朝鮮平壌4泊の6泊7日の旅行となる。

 

〈北京前泊 精華大学&天安門広場を訪問〉

2015年4月28日。全日空961便に搭乗。日本時間9時25分発、北京国際空港に、現地時間12時25分着。機内食のカツカレーがお腹に溜まる。

入国審査などで1時間ほど掛かり、13時半ごろに出口へ。精華大学に語学留学中の友人と合流。久々の再開を楽しむ。

地下鉄で、宿泊先の北京国際飯店へ。ここは、307インターナショナルの指定ホテルで、明日の16時にロビーで北朝鮮へのチケットを受け取ることになっている。北京国際飯店から北京駅までは、徒歩で10分程度。前泊の場所としては確かに便利だ。

 

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 ホテルの窓より。北京といえば空気の汚さで有名だが、この日はそれを感じない。友人曰く、今日はかなり空気が綺麗な日だそうで。ラッキー!

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北京国際飯店の部屋内。有線LANによるインターネット接続が可能。しかし、さすが中国、かなり接続先が制限されている。グーグル、YouTubetwitterなど、見たいサイトが見られない。面倒だ!

f:id:happytraveler:20150505174047j:plain夜はこんな感じ!

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 ホテル近くの建国門駅。北京はセキュリティーチェックが至る所にあり、地下鉄駅に入場する際も、荷物検査を受けなければならない。ただし、検査官が談笑して画面を見てなかったりもする。人数も多いから大変だ。運賃は、最寄り駅だと3元。

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精華大学は、中国理系の最高峰。国内一の名門大である北京大学とキャンパスは隣接。敷地は極めて広大で、日本の北海道大のように、車も走る道路がキャンパス内を通る。

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 留学生の友人の教室を見せてもらった。黒板には中国の四字熟語が。分かるのは喜怒哀楽ぐらい? アジアでは、韓国人が多いようだ。北朝鮮人もいるが、彼らは外出などが制限されてるという。

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夜は天安門広場へ。ライトアップは壮観だ。

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 この後、1号線地下鉄に乗って、北京屈指の繁華街、王府井へ。高級料理店だという北京ダックのレストランへ。目の前で捌いて出してくれる。

f:id:happytraveler:20150505180516j:plain食後、王府井の屋台街へ。お腹いっぱいでちょっとシンドイ中で、生きたサソリのくし刺し、ヒトデやコオロギ、臭豆腐という食材のにおいにやられて、ちょっと気分が悪くなった(笑)

 

友人と別れ、一人でホテルへ。訪朝の準備をして就寝。いよいよ明日は、国際列車で北朝鮮へ向かう日だ。